『おすすめのフライフロータントは?』『リキッドやパウダーとか色々あるけど、どんな種類のフロータントがいいの?』と迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、数あるフライフロータントの中から、タイプ別のおすすめ商品とその効果的な使い方をわかりやすく解説します。また、これだけあればドライフライの釣りで困らないフライフロータントおすすめBEST3も紹介。
これからフロータントを揃えたい初心者はもちろん、より浮力を長持ちさせたい経験者にも役立つ内容となっています。あなたのドライフライしっかり浮くように、ぜひこの記事を参考にフロータント選びをしてください。
おすすめのフライフロータント|種類別
おすすめのフライフロータントを種類別に紹介します。
リキッドタイプでおすすめのフライフロータント

リキッドタイプのフライフロータントは、浸透性の高さと手軽さが大きな魅力です。ドライフライ全体に薄く均一に染み込み、初回の撥水処理として活躍します。
特に新しいフライやCDCフライとの相性が良く、釣行前にまとめて処理しておくことで「一投目からしっかり浮く」状態を作れるのがメリットです。
ここでは、実際のアングラーからの評価も高く、初心者でも扱いやすい おすすめのリキッドタイプ を紹介します。
TIMCO ドライディップスーパー

TIMCO(ティムコ)の「ドライディップスーパー」は、リキッドタイプのフロータントの中でも圧倒的な人気を誇る定番アイテムです。特徴は、フライ全体に素早く浸透し、強力な撥水力を長時間キープできる点。
特にドライフライを多用する渓流では、湿ったフライを軽く乾かしてからディップするだけで、見違えるほど浮力が回復します。CDCフライにも使用可能で、ヌルつきが出にくく扱いやすいため、初心者から上級者まで幅広く支持されています。
「まずは失敗しないリキッドフロータントが欲しい」という方に最もおすすめできる1本です。
フルックス KTY3 フロータント

フルックスの「KTY3 フロータント」は、浸透力と持続力のバランスが非常に優れたリキッドタイプ。粘度が低めでフライに均一に馴染みやすく、乾燥後は軽い仕上がりになるため、CDCを含む繊細なドライフライとの相性が抜群です。
また、KTY3は初期撥水剤としての使用にも向いており、釣行前にまとめて処理しておくことでフライの浮力が安定します。価格も手頃でコスパが良く、複数本を使い分けたい人にもおすすめです。
「扱いやすくて自然な仕上がりのフロータントを使いたい」というアングラーに最適な選択肢です。
パウダータイプでおすすめのフライフロータント

パウダータイプのフロータントは、濡れたフライの浮力を瞬時に回復できるのが最大の特徴。水を含んだフライを素早く乾燥させ、ドライフライ本来の浮き姿勢を取り戻します。
特に渓流での連続キャストや、魚に何度も見切られた後の「仕切り直し」で大活躍します。ここでは、特に評価の高いおすすめパウダータイプを紹介します。
TIMCO シマザキ ドライシェイク

フライフィッシャーの定番として長年愛されている「シマザキ ドライシェイク」。乾燥剤とパウダーフロータントが混合されており、濡れたフライを入れて振るだけで即座に浮力回復が可能です。
CDCフライとの相性も良く、仕上がりが軽いため繊細なプレゼンテーションが求められる場所で効果を発揮します。迷ったらコレと言える定番アイテムです。
また、部分的に塗布できる筆付きのものあり、フライの使い方や種類によって繊細な使い方ができるドライシェイクブラシもあります。

TIMCO シマザキ ドライシェイクスプレー

スプレータイプのドライシェイクは、素早く乾燥+撥水を同時に行える手軽さが魅力。ノズルを軽く吹きかけるだけで均一にパウダーが付着し、フライの浮力が復活します。
特に早春や湿度の高い渓流では、スプレー式のスピード感が大きなメリット。バックなどに付けておけるので、テンポよく釣りを続けたい人におすすめです。
ジェルタイプでおすすめのフライフロータント
ジェルタイプのフロータントは、フライの特定部分にピンポイントで塗布できるのが特徴。CDC以外のドライフライで、浮力を細かく調整したいときに便利です。水面に自然に乗せたいパターンや、メイフライ系パターンでよく使われます。
C&F パワーフロート
C&Fの「パワーフロート」は、粘度バランスに優れたジェルタイプで、フライの浮力をしっかり長時間キープします。繊細なパターンにも塗りやすく、ドライフライのウィングやハックルに少量をなじませるだけで効果抜群。
ハイフロート性能と扱いやすさを両立しており、幅広いアングラーにおすすめです。
TIMCO ドライマジック
TIMCOの「ドライマジック」は、軽い仕上がりで自然な浮き姿勢を保てるジェルタイプフロータント。特にメイフライやカディスのパターンとの相性がよく、ナチュラルドリフトを意識した釣りに最適です。
塗りやすく、手がベタつきにくいため、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
ペーストタイプでおすすめのフライフロータント
ペーストタイプは、気温変化に強く、粘度が安定しているため、夏場や冬場でも扱いやすいタイプです。ウィングやボディへのピンポイント使用はもちろん、ウェットフライの沈み防止にも使われることがあります。
AZ BGR-001

AZの「BGR-001」は、本来は自転車用の高性能グリースですが、その強い撥水性と軽い仕上がりがフライフロータントとしても注目されているユニークなアイテムです。実際にAmazonや楽天市場でも、公式用途とは別に「フライフロータントとして使っている」というレビューが多く寄せられており、アングラー界隈で密かに人気が広がっています。
ペーストタイプらしい持続力に加え、非常に伸びがよいため、フライのボディに薄く塗り込むだけで長時間の浮力をキープ。特に渓流での連続キャストや、長時間の釣りでフライを頻繁に交換したくない場面で重宝します。
また、使い方次第ではCDCフライにも使用可能。ベタつかないように“極薄く”塗れば、CDC特有のふわりとした質感を損なわず、自然な浮き姿勢を維持できます。
コスパも抜群で、「ペーストタイプを試してみたい」「長持ちするフロータントが欲しい」という釣り人に特におすすめの一本です。
フライフロータント種類別おすすめの使い方
フライフロータントは、リキッドやパウダーなど種類によって使うタイミングや効果が異なります。ここでは、最高の浮力を維持するための使い方をタイプ別にわかりやすく解説します。
リキッドタイプの使い方
- 釣行前の初期撥水処理に最適
- 新品フライやCDCフライに特におすすめ
- 乾燥した状態のフライにディップして十分に馴染ませる
- 使用後は軽く乾かしてから釣り開始すると浮力が長持ち
パウダータイプの使い方
- 濡れたフライの浮力回復に最も効果的
- 水を含んだフライを一度軽く振って水気を切る
- ケースに入れて振るか、スプレーを吹きかける
- CDCフライに使用する際は、ハックルのまとわりつきがないよう軽くエアで飛ばす
ジェルタイプの使い方
- フライの特定部分にピンポイントで浮力を与えるときに便利
- ウィングの根本やハックル部分に薄く馴染ませる
- 塗りすぎると不自然な浮き方になるため少量が鉄則
ペーストタイプの使い方
- 気温の変化に強いためオールシーズン使える
- ボディ全体に薄く塗ると長時間の浮力が得られる
- 固めの質感なので、指先で軽く伸ばして使うのがコツ
混合タイプ(リキッド+パウダーなど)
- リキッド→パウダーの連続使用で最強の浮力を得られる
- 初期撥水後、濡れてきたらパウダーで乾燥させる
- 長時間同じフライを使いたい人に最適
フライフロータントおすすめベスト3

フロータントのおすすめベスト3は、「BGR-001」「ドライディップスーパー」「ドライシェイク」です。この3つがあれば、ほとんどのシチュエーションでドライフライの釣りストレスなくできるでしょう。
おすすめの使い方としては、まずリキッドタイプのドライディップスーパーにフライをドブ漬けします。そして、ペーストタイプのBGR-001を薄く塗ります。大抵のドライフライは、これでOKです。
ボディー部分は沈めて、ポストだけを浮かせたいなどの場合は、BGR-001をポストに塗って使います。
フライの浮力が落ちてきたり濡れてきた時は、ドライシェイクに入れてシャカシャカ振ってあげれば、浮力が復活します。魚を釣ってフライにヌメが付いた時などは、ある程度川の水で洗ってドライディップスーパーにドブ漬けし、ティッシュや布なので水気を取りドライシェイクを使えば復活するでしょう。
BGR-001はそのままのケースだとスクリュー式の蓋で使いづらく、また蓋を落とす危険もあるので、別のケースに移すと使いやすいです。
おすすめのフライフロータント【まとめ】
フライフロータントには、リキッド・パウダー・ジェル・ペーストなどさまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解し、適切なタイミングで使い分けることが、ドライフライの浮力を最大限に引き出すポイントです。
今回紹介したアイテムはどれも評価が高く、初心者からベテランまで満足できるものばかり。釣行スタイルや使うフライに合わせて、最適なフロータントを選んでみてください。









